マヌカハチミツって何?

      2018/09/18

マヌカハチミツのふるさとは、ニュージーランド

マヌカハチミツは、その昔、ニュージーランドの原住民マリオ族たちが、自然を愛し、伝統を重んじて部族の秘薬として何世代も親から子へ引き継いできたとても貴重なものなのです。

マヌカハチミツは、他のハチミツにない、強い薬理成分を持った「マヌカの花」より採取されます。

ここでご紹介する薬理成分をもった確かなマヌカ生ハチミツがどのような効果を表すのかをお知らせいたします。

マヌカハチミツといっても市場では、様々なところで販売されていますね。

安心・安全 自然のまま より薬理成分のある良い製品をご紹介したいと考えています。

マヌカハチミツとは、マヌカというフトモモ科の低木で、ニュージーランドにしか自生していない 野生植物から採取される蜂蜜です。

ニュージーランドに自生するマヌカの木は、古くからの薬木としてケガや病気の治療に使われて来た。近年、そのハチミツに他には見られない抗菌作用が発見されており注目を集めており、国内でも愛用者が増えています。

マヌカは、白い花が咲く高さ5~8メートルほどの木でそのハチミツは、ニュージーランドでしか採れません。

先住民マオリは「復活の木」と呼び、マヌカハニーの殺菌などの効能を珍重してきたのです。

ハチミツは、ミツバチが花から採集したミツに体内の酵素を加えてできます。

酵素やミネラル、ビタミンを豊富に含み、成長や美肌にいい健康食品として知られていますね。

中でも抗菌活性はすべてのハチミツが持ち、過酸化水素などの働きで傷を殺菌したり、菌の繁殖を防いだりする作用があると言われていますが、普通のハチミツの抗菌活性は、ヒトの細胞内のカタラーゼにより、ほぼ瞬時に分解されるのです。

ところが、

約20年前から国立ワイカト大学のピーター・モラン博士が進めている研究で、一部のマヌカハチミツには、カタラーゼで分解されず、持続的に高い抗菌活性があることが明らかになったのです。

その働きを示すのが「UMF」ユニーク・マヌカ・ファクター

1994年には同博士は、「UMFが胃かいようの原因であるヘリコバクター・ピロリ菌を死滅させる」と発表し、胃かいようや胃がんの予防治療に使えるのではないかと世界的に注目を集めた。

UMFは、ニュージーランドの特定期間が検査している。すべてのマヌカハチミツが持つわけでなく、全体の2~3割に認められると言われています。

「UMF10+」なら一般的な消毒液のフェノール〔石灰酸〕溶液10%相当以上の抗菌力があるという意味で値が高いほど抗菌活性が高く高価です。

 

マヌカハチミツって何が良いの?

UMFをうたっていないハニーマザー社〔神戸市〕の製品は、250gで1470円。UMFをうたうものは、高額になる。

2004年から販売を始めた同社は、「高値なハチミツが売れるのか疑問だったが、旅行のお土産などでよさを知るヒトが増えているようだ」と説明する。

ニュージーランドの代表的なブランド「コンビタ社」の製品を販売するエム・エス・イー研究所(東京都町田市)の高橋社長〔67〕は、「下痢など胃腸の弱い人、胃かいようの人に好評」という。

目安は、朝夕1杯半ずつ。「症状があるときは、UMF値が高いものを収まったら、普通のものを食べるといい。薬ではないので毎日続けることが大切」

UMFではなく、オーガニック認定のマヌカハニーにこだわり輸入しているハニーマザーの西田依米さん〔53〕は、「商社マンとしてニュージーランドに駐在していた夫〔61〕が毎日コーヒーに入れ飲んでいたら、十二指腸かいようの痛みが消えた」と話す。

マヌカハニーの色は、濃いめの茶色で味は、香ばしく濃厚。ハチミツ全般に言えることだが、単糖類のため胃腸に負担をかけずに吸収される。

栄養士の中橋恵美さんは、「受験生の頭を使う人には、効率的なエネルギー源」と話す。

朝、スプーン1杯のハチミツを口に入れてゆっくり溶かすと体にエンジンがかかり、一日を快適にはじめられるようだ。

料理への活用も幅広い。「マヌカは、ニュージーランドの梅干」と西田さん。砂糖代わりにお弁当に使うといたみを防ぐと言う。酵素を生かすために火を止めてから使うのがコツだ。

ただ、UMFの本体物質は、固定されておらず、胃かいようや胃がんとの関係に科学的な根拠はまだない。

玉川大学ミツバチ科学研究施設の仲村誠主任は、「外用として火傷や傷などの創傷医療分野では、医薬品として使われており、オーストラリアでは、2002年のバリ島テロの被害者に治療で用いた例がある。イギリスでも外用薬として使われている。」と話す。

その一方で「内服としては試験レベルで菌を殺すことは、出来ても実際にヒトの胃の中でどう動くかは、まだ分かっていない」と指摘する。

人気の高まりの裏側で2004年には、ニュージーランドで4割近い商品に不当表示が発覚した。このため日本でも表示適正化に向け今夏をめどに輸入販売会社などが民間団体を設立する働きがある。購入の際は、表示に踊らされないように注意したい。

*参考文献 2005年4月9日の日本経済新聞

 - マヌカハチミツ