ピロリ菌とマヌカハチミツの効果
2018/10/16
日本人は、ピロリ菌による感染率は、 人口の半分?
40才以上で 80%の人がピロリ菌を保有??
胃潰瘍の原因は、胃潰瘍全体の90%がピロリ菌となっているのです。あとの10%は、急性胃潰瘍です。
日本人は、欧米諸国に比べて なぜそんなに感染者が多いのかというと上水道が完備していなかった時代、また衛生面で関心が薄れた戦中や戦後の動乱期に幼少期を過ごした世代の人たちがもっとも多いからだそうです。
いままで胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの消火器疾患の原因は、ストレス、遺伝体質、性格、不規則な生活習慣やタバコやお酒などの飲みすぎなどの不摂生が主な原因とされてきました。
胃の中は強い酸のためどんな菌も生存できないとされてきましたが、1983年オーストラリアの研究者によって胃内に生存するヘリコバクターピロリ菌が発見され胃炎などの胃の病気に対する原因が覆されてしまったそうです。(2005年ノーベル賞生理学賞授与)
胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの慢性的な炎症で起こる潰瘍は、すべてピロリ菌が根本的な原因だということが突き止められたそうです。
そして世界保健機構WHOの国際がん研究機関は、ピロリ菌は、確実な発がん物質だと指定したのです。
日本では、ピロリ菌除菌は、抗生物質の多量で長期服用となるためいろいろな副作用を引き起こしかなりむずかしいとされています。
ピロリ菌の感染は、慢性胃炎、潰瘍、胃悪性リンパ腫、胃がんなどのリスクがあります。 有用菌を殺さず、天然の抗菌物質として薬剤をもしのぐマヌカハチミツは、画期的な食品と言え大きな期待がかけられています。
マヌカハニーは最近のマスコミなどの報道や蜂蜜ブームで広く知られつつあり、多くの商品がインターネット上やデパートなどでも販売されるようになってきています。
その中には、抗菌活性度を示すUMF値表示がされていないもの、また表示があってもその信頼性が定かでない品や、生産地のスーパーなどで容易に入手できるものがあります。十分に確認していただきたいと思います。
*ピロリ菌除去の効果を本当に願うなら、認可されたマヌカ生ハチミツ UMF15 +以上をおすすめします。
本物のマヌカの力は・・・・・・
我が国でのピロリ菌除菌について以下、新聞の掲載記事にあるように抗生物質を頼りとした除菌は耐性菌を生み出すこととなり、問題となっているようです。
そのようなことからも天然に存在する抗菌物質で高いUMFレベルの活性マヌカ生蜂蜜が大きく注目されています。
また複数回におよぶ抗生物質によるピロリ菌の除菌治療をしても、一向に快方せず(除菌に失敗⇒耐性菌)、マヌカハチミツ利用によって耐性菌の除菌が可能となり治癒できた例が非常に多いようです。
マヌカハチミツには、「UMF」ユニーク・マヌカ・ファクターという抗菌性指数を表す略号を持ち、それは、病院で使用されるアルコール消毒剤「フェノール液」の希釈率を基準に計測される抗菌活性指数を表しています。
1994年ピーター・モラン博士は、「UMFが胃潰瘍の原因であるヘリコバクター・ピロリ菌を死滅させる」と発表しました。
胃潰瘍や胃がんの予防治療に使えるのではないかと世界的に注目を集めたのです。
通常の病院の消毒液は、2~5%で使用されていますが、
活性マヌカ生ハチミツUMF15 +なら、フェノール15%希釈液と等しいことになり、通常の消毒液の約8倍の抗菌力をもっていることになります。
ヘリコバクターピロリ菌: 1980年代に胃の中で発見された細菌。べん毛を動かして移動し胃粘膜の下層に潜り込むほか、体内の酵素を使ってアンモニアを作り、胃酸を中和して身を守る。胃炎や消化器かいよう、さらには胃がんの原因になるとされている。
「ピロリ」耐性菌が増大(読売新聞2002/4/22(月)全国版社会面14版掲載記事より)
保険が利く治療法は効果減
胃潰瘍の原因とされるピロリ菌に、抗生物質で死なない耐性菌が増え、保険適用されている3種類の薬の組み合わせでは患者の半数程度しか除菌できないことが東大など複数の医療機関の調査でわかった。
除菌治療が適切でないと、さらに耐性菌が増える恐れもあるという。 ピロリ菌保菌者は国内に4000万人といわれ、うち数%が胃潰瘍などを起こしているとされる。
除菌治療は1年半前、胃潰瘍・十二指腸潰瘍患者に限って保険適用。 胃酸抑制剤ランソプラゾール、抗生物質のアモキシシリン、クラリスロマイシンを併用する治療で、LAC療法と呼ばれる。
これによる除菌率は従来、90%程度とされていたが、今回の調査によると東大では57%、広島大では38%とわかった。成果は、24日から北海道旭川市で始まる日本消化器病学会で報告される。
ピロリ菌毒素が胃壁細胞はがす(静岡新聞2003/2/24月 日刊 1面掲載記事より)岡崎国立研究機構 かいよう発症解明
中高年を中心に国内でも感染者が多いヘリコバクターピロリ菌が毒素を出して胃壁を保護する粘膜細胞をはがし、胃かいようを起こす仕組みを岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の野田昌晴教授らのグループがマウスを使って解明、24日付の米科学誌ネイチャー・ジェネティクス(電子版)に発表した。
胃かいようの原因や発症の仕組みを明らかにする成果で予防や治療に役立ちそうだ。 グループは、胃壁を覆い保護している上皮細胞の表面にピロリ菌の毒素と結合する受容体タンパク質を発見。遺伝子操作で受容体を持たなくしたマウスと正常なマウスに毒素を投与した結果、正常なマウスの胃にだけかいようができた。
取り出した正常なマウスの胃壁組織に毒素を加えると2日後に上皮細胞がはがれ落ちた。 これらから毒素が受容体に結合すると細胞内に誤った信号が伝わり、細胞同士の接着にかかわる物質の機能が損なわれて上皮細胞が脱落。
保護を失った胃壁が胃酸や消化酵素にさらされかいようになると分かった。 人間の胃の細胞にもこの受容体があり、同じ現象が起きるとみられる。
<ピロリ菌>免疫酵素利用し胃がん発生(毎日新聞2007年4月2日3時2分配信)京大グループが解明
京都大大学院の丸沢宏之助手(消化器内科)らのグループは、ヘリコバクター・ピロリ菌が胃がんを発症させる仕組みを、人やマウスの細胞実験などで明らかにした。
ピロリ菌が、胃粘膜細胞をがん化するために、通常は免疫細胞にしかない「AID」と呼ばれる酵素を利用していたことを突き止めた。
丸沢助手らは「細菌が原因でがんができる唯一の例。早期のピロリ菌除菌が胃がん予防に効果的だといえる」と話す。
成果は2日、米医学誌「ネイチャー・メディシン」電子版に掲載される。 ピロリ菌は幼児時に経口感染し、胃に数十年すみ続け、慢性胃炎を起こす。
日本では40代以上の7割が感染しているという。胃がんでは最も重要な発がん因子であることが判明していたが、具体的な仕組みは分かっていなかった。
グループは人体の免疫機能を担うAIDが、本来は免疫細胞のBリンパ球にしかないはずなのに、慢性胃炎を起こした細胞に多く現れていることに着目。ピロリ菌を人為的に感染させた胃粘膜細胞にはAIDが多く現れ、重要ながん抑制遺伝子を変異させるなど、がん化する一連の仕組みを確認した。
AIDの働きを抑制するなどの新治療法開発の道も開けそうだという。