塩の歴史を考えてみる!人類と塩の関係

      2021/05/24

人類と塩の関係?

日本で塩が使われるようになったのは、縄文時代の終わりから弥生時代にかけてといわれ、狩りをしていた時代は、動物の肉だけでなく内臓や骨の髄まで食べていたのでそれだけでも体内に必要な塩が十分摂れていたそうです。

しかし、弥生時代になり農耕、定住生活を行うようになると米などの穀物や野菜を主に食べるようになったため、必要な塩分は、塩から取るよう になったと考えられています。

日本は海に囲まれていますが、湿度が高く、平地面積が小さいため、海外のように塩田で1~2年もかけて塩を結晶させるという方法は採れずいろいろな工夫をしてきたようです。

日本におけるもっとも古い塩作りの方法は、干した海草を焼いて残った塩の混ざった灰からつくる方法で日本独特のもので「藻塩焼き」と呼ばれるそうです。
8世紀、奈良時代になると、海草にかわって、塩分が付着した砂を利用してかん水を採る方法「塩地」にかわり、9世紀になると効率的に塩を得るため「塩浜」の形に発達しました。

17世紀中旬になると、様々な工夫を施した「入浜式塩田」が播磨の国赤穂(今の兵庫県)で始まりました。以降、この入浜式塩田は改良されながら、1959年まで続きました。

明治時代、第二次世界大戦中、塩の生産は、激減し輸入も困難な時代があったそうです。塩は割当配給制に・・・。さらに非常時ということで自家用の塩の製塩も認められるほどになったそうです。

戦争後1948年頃には採鹹工程も、海水を自然に移動、流下させるため労働力が従来の入浜式の10分の1で済む「流下式塩田」が始まり、1959年には 全ての塩田がこの方式に変わりました。

工業化が進む中で効率的な塩の生産がさらに求められて、独自に海水から塩をつくることが禁じられ、全量廃棄が義務づけられたそうです。

1973年には専売公社の輸入した塩ににがりを加えより自然塩に近い形の再 加工塩である「赤穂の塩」「伯方の塩」の誕生・・・・といろいろな塩の歴史があります。

1997年には自由化の一環として92年間続いた塩専売法が廃止され、新たに塩事業法が施行され、塩の製造、販売、輸入(2002年より)が自由にでき るようになりました。世界各国から様々な塩が輸入されるようになり、塩製造者も増え、日本各地で様々な方法で塩づくりが行なわれています。

塩は、人間にとってどれだけ重要な栄養素なのか?

今から、4億年前に海から陸にあがってきた生物は、ナトリウム不足でも生きていけるようになったのです。(それまでは、生物は、海の中で塩と水のバランスの中で生きてきました)

そして人類は、6千年前に海水を燃やして結晶にして塩を作り出したそうです。

塩は、私達人間にとって、どれほど重要なものなのか?考えて見ましょう。

【サラリー=塩】

昔、戦国時代、飛脚という人たちが全国をまわり書状や小荷物を届けていましたね。

その頃の日本、今ほど栄養価の高い物を食べていたわけではなく質素なにぎりめしが主食だったと聞きました。もちろん塩でにぎっただけの質素な食事・・・

なのになぜあんなに遠くまで走り続ける仕事が出来たのでしょうか?

それは、塩を十分摂っていたからだというのです。塩は、私たちの体にエネルギーを与えてくれます。細胞にしっかりとミネラルを届けて活性化してくれるのです。

戦争中の特攻隊やろくな食べ物のない戦地でなぜあんなに活動的に精神的にも強く動けたのか?それも塩のお陰だという塩の研究をしている何人かの先生たちが言われます。

塩は、生命力の源なのです。

塩は、いろいろな働きをしてくれる人間にとって本当は、とても重要な栄養素なのです。人間は、塩がなくては生きていけません。

日本がなぜ、減塩の教育をするようになったのか?

実は、日本は戦争に負けたから???

昔から 敵や奴隷、犯罪者には、塩を与えるなという言い伝えがあるそうです。

聖書でも塩が大切だということを20箇所以上で言葉になっているそうです。その歴史は今も続いていて、実は、権力者は大衆の反逆を恐れるがゆえに塩のコントロールすることを頭においているそうです。

日本人がこんなにひ弱になった原因の1つは、実は塩不足だと言っても過言では、ないようです。

無気力、無行動、無関心・・・・。やる気も意欲もない、すぐに切れたりするのも塩が大きく関係しているのです。

アレルギー、糖尿病、認知症、引きこもりすべてが関係しているのが、塩なのです。体内のミネラルバランスは、水と塩で出来ているからなのです。

良い塩には、ミネラルがしっかりバランスよく含まれています。体液を整えることが、体の不要なものをデトックスしたり、細胞を活性化し免疫力をアップしてくれるのです。

国民の健康をコントロールする?????高血圧の原因を本当に塩を悪者にしてしまってよかったのか?

現在の日本の生活習慣病の人口を見ると本当に過去は、塩の摂りすぎだったのかと言うとちょっとつじつまが合わなくなるのです。

塩を与えなければ国を滅ぼすことも出来るほど怖い話です。

WHOが塩を摂りすぎると病気になると発表したのは、実は、西洋人と東洋人の体質の違いを無視した内容だったそうです。

【西洋人】は、体内に塩が多くて塩を抜くと健康になるそうですが、【東洋人】は、遺伝子的にも世界一塩を体に留めておけない民族だそうです。それに対して【ゲルマン民族】は、世界一塩を体にとどめておける民族だそうです。

こんな風に塩の大切さを考えると広告や医師たちの話だけに惑わされずに少し真剣に塩のことを考えてみるべきだと思います。

 

 

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